ケニア共和国
- 面積・気候
- 582,646平方Km(日本の約1.57倍)、年平均気温は26度。大雨季(3〜5月)・小雨季(11月頃)とそれ以外の乾季に分かれている。雨季には日に何回かのスコールがある。国の大部分は海抜1、700mの高原サバンナ地帯。
- 首都・社会
- 首都はナイロビ。ナイロビとはマサイ語で「冷たい水」を意味する。人工は2、500万人(1991年推計)大部分はアフリカ人だが、その中で外来系の住民は約20万人とされていて、アジア系(インド系)が70%で残りがヨーロッバ人とアラブ人とされている。住民の大半を占めるアフリカ人は4種族(バンツー系・ハミティック系・ナイロティック系・ナイロハミティック系)52部族に分かれている。
- 独立年月日
- 1963年12月12日
- 言 語
- 国語はスワヒリ語、公用語は英語。
- 国名の由来
- ケニア山の名を国名として使用した。ケニアの語源については諸説あるが、カンバ語の「Kiinyaa」(ダチョウの山−山がダチョウの頭のように見える−)から転訛したとするのが最も有力。
ケニアの野生保全地域
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ナショナルパーク(NATIONAL PARKS)−国立公園−
- 自然・野生をそのまま保全するため、人間の存在・活動を極限まで制限し、管理要員とその家族の他は、特に設置を許可されたロッジなどの従業員及びその家族のみの居住が許される。園内での放牧・農耕その他一切の産業活動は認められない。ケニアでは国の機関である、ケニア野生動物公社が所有・管理する。
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ナショナルリザーブ(NATIONAL RESERVE)−国立保護区−
- 趣旨はナショナルパークと同じだが、住民の居住、放牧、水利、農耕などの既得権をある程度認めている。ケニアではかつでゲームリザーブ(動物保護区)と呼んでいたが現在はナショナルリザーブに改めた。管理の主体は国ではなく地方自治体である。
今回訪れた野生保全地域
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アンボセリ国立公園(面積:392平方Km・標高:1100〜1200m)
- ナイロビの南約230km、タンザニヤの国境近くににあるナショナルパーク。タンザニア領のキリマンジャロ山はここから見るのがもっとも美しいと言われている。広さはほぼ神奈川県程で、800頭以上の象がいることで有名。しかしこの象たちも周辺の開発と密猟に追い立てられて集まってきた結果で、いわばアンボセリは避難所といったところ。
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アバーディア国立公園(面積:715平方Km・標高:1829〜4000m)
ナイロビの北約160km。ケニア中央部のアバーディア山脈一帯を含む森林公園。ここでは世界的にも有
名な「ツリートップスホテル」がある。もともと動物研究の専門家たちが木の上に設けた箱のような観察小屋だったのが、そのうち一般の旅行者も泊り込むようになり、それが発展してロッジとなった。森林地帯なのに、意外にライオンが多い。
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ナクル湖国立公園(面積:188平方Km・標高:1753〜2073m)
ナイロビの北西150Km。ナクル湖はグレートリフトバレーに沿って点在するソーダ性湖のひとつ。鳥類保護区としては世界的で、湖面一面を覆いつくす100万羽を超えるフラミンゴや450種類以上にも上る水鳥の宝庫でる。
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マサイ・マラ国立保護区(面積:1672平方Km・標高:1500〜2170m)
ナイロビの南西約260Km、タンザニヤのセレンゲティ国立公園と隣接している。ほぼ大阪区と同じくらいの広さで、ケニアでもっとも数多くの動物が生息している地区。ゾウ・ライオン・チーターなど、サバンナの大物たちはまず間違いなく見られる。セレンゲティとの間で年2回起こるヌーの大移動は有名。
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