ナイロビではガイドとドライバーが出迎え。同じツアー客は全部で9人だそうだが、車一台でインターコンチネンタルナイロビへ。不安そうなツアー客の顔を見てか
「夕食カラハ車2台デスヨ。」
と発言。
ホテルに到着、とそこに4人の日本人ツアー客が登場。
「今日からご一緒しますので、よろしくお願いします。」 (彼らは豪華モーリシャス付13日間ツアーだった)
ということは、車2台で13人!旅行会社のパンフレットにはサファリカーは最大6人まで、全員窓際の席を用意してあるとあったし、説明会では社長(「視力6.0」→「0.6」、「(コーヒーの)ブレンド」→「ブランド」とかの言い間違いが多数、時々言葉につまる場面が度々あった、頼りない人物。)までも、「6人まで」を強調していたのに。
おまけに、旅行会社の「ケニヤ支社」なんてものは存在せず、○○○○ツアーズからガイド達は来ていた。ガイドにそのことを言っても「ワタシハシリマセンヨ」だそうだ。明らかなオーバーブッキングだった。あるいはどこかがピンハネしているに違いない。
そういえば、チェックインのとき、
「○○サン達ノ部屋ガ予約サレテイマセンデシタ。デモダイジョウブ、アイテイマシタ。」
と言っていた。ああ。
車の件はあきらめ、他のオプショナルツアーの確認が始まった、が、
「ばるーんさふぁりノ申込ミハ6人デスネ。」
の声に、手を挙げたのは7人。
「デハないとさふぁりハ3人デスネ。」
には1人。我々夫婦は日本で、
「ナイトサファリは4人以上でないとできないんですよ。現地で誰か誘ってみてください。」
と言われ、申し込みできなかったのに、1人で申し込んでいる(申し込めた)人がいた。極めつけは、
「まさい村訪問ハおぷしょなるデスカラ、オ金ガ必要デス。ドナタカ、行カレマスカ。」
ときた。パンフレットにも、日程表にも、ちゃんと「マサイ村訪問」と書いてある。前出の社長も「11日間以上のツアーにはマサイ村訪問が付いています。」と言っていた。ここで私を含む2、3名がついにキレ、
「ここに書いてあるじゃないか!どうなってるんですか?」
とガイドに詰め寄った。そのうちの1人は、日本出発の前日に旅行会社にマサイ村見学は付いていることを電話で確認したそうだ。
「ワタシハ聞イテイマセン。」
「では日本の事務所にFAXで問い合わせてくれ。」
「ソレハ難シイデス。」
なにが難しいのだろうか?うやむやのまま夕食に連れて行かれる。 車2台客13人でカーニバルレストランへ。シマウマは堅かった。