翌朝、疲れのたまった一同(の内の何人か)が再び爆発。ガイドは私用、ドライバーは2時半に次のツアー客を迎えに行くため、我々とは空港入り口で1時半にさよならだ、との宣告を受ける。飛行機は午後5時半出発だから、昼食後はゆっくり買い物ができるとふんでいた我々は、
「一体どうなっているんだ?、他の客のことなんか知ったこっちゃない、そっちの都合だ。旅行会社では最終日はナイロビ観光(ジラフセンター(日本でオプショナルの申し込みをすすめられた)やカレンブリクセン記念館、買い物等)できると言っていたぞ!なんで空港で4時間も待たされなきゃならないんだ?」
と攻撃。ガイドは
「代ワリノ車ヲ用意デキルカ事務所ニ訊イテミマス。」
と答えた後、だんまりを決め込んだ。
1時半ごろナイロビに到着。「アカサカ」とかいう日本料理店で昼食。昼食後、
「代ワリノ車ハアリマセン。買イ物ヲシタイ人ハ、ほてるいんたーこんちニ荷物ヲ預ケテクダサイ。空港マデハたくしーデキテクダサイ。」
とのこと。
「ソレカラ飛行機ハ4時半ニナリマシタノデ、時間ガナイデスヨ。いんどノ飛行機ハふぁーすといん、ふぁーすとらいどデス。ハヤイモノガチ。ちぇっくいんハ3時カラデス。早ク空港ニ行ッテ、並バナイト、乗レナイカモ知レマセン。去年乗レナカッタ人ガイマシタ。」
だそうだ。ここで我々夫婦は買い物を諦た。数名の人は買い物したいので自力で空港まで来ることにしたが、ホテルの前で再度
「飛行機ハ4時半デスヨ、ホントウニ良イノデスカ?」
と脅かされ、やむなく全員空港へ直行することになった。
2時半に空港に到着。ガイドはモーリシャス航空組4人をあわててチェックインして、彼らはゲートの中へ。エアインディアのカウンターにはなんの表示もない。誰も並んでいない。傍らにいた別のツアーの日本人に訊いてみると、
「飛行機は5時半だそうですよ。」...。
ガイドにこのことを言ったが、首を横に振って、だんまり。急用があったはずなのに、結局全員のチェックインまで済ませて4時半頃までいた。気の弱い私はガイドにチップを払ってしまった(ガイドmドライバーそれぞれに100ドルの頭割り。べらぼうに高いような気がする。日程表に払えと書いてあった。どうも納得行かない。これって普通?)。払わなかった人もいた。当然だ。
ボンベイまでの飛行機はガラガラ。半分ぐらいしか乗っていなかった。ボンベイ到着。迎えを待つが、来ない。空港から事務所に3回電話するが、
「行っているはずだ。」
の一点張り。3時間ほど待った後、シャトルバス(まだ新しい)でホテルへ。はじめからあてにせず、さっさとこうすればよかった。ホテルにチェックイン。明日の市内観光は無理。
翌日朝食を食べていると、突然インド人のおばあさんが日本語で話しかけてきた。
「市内観光行くか?」
現地ガイドだった。
「空港からの電話代30ルピー返せ!」
と言い出す人がいた。30ルピーを返せとは、並の人では考えつかない。少し尊敬してしまった。
市内観光は参加せず、ホテルで休憩。昼食後、空港へ。迎えのガイドからお詫びとして全員紅茶をもらう。飛行機は無事元日の日本に到着。
今度行くときはかならず○祖○にお願いすることにしよう。
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